ハワイ島、マウナケアの山頂には巨大な望遠鏡が並ぶ
それらは夕焼けの色が褪せ、星が輝きを増すと活動を始める

望遠鏡が探すのは128億光年より遠い星
それは140億年前後とされる宇宙の誕生直後に生まれたと思われる星

広大な宇宙では距離の隔たりはそのまま時間の隔たり
身近な太陽でさえ見えているのは常に8分前の姿である

そのおかげで我々は100億年前の星の姿を眺めることが出来るが
そこでたった今起きたことは100億年後にしか見ることが出来ない
短い人間の一生は100億年を超える時間の篭の中にある