悔い多き 夏の終わりや 風騒ぐ

ふと見やる 窓辺に秋の 風騒ぎ

季節の終りは何か物憂い

計画していた事はさっぱり消化されていない
その理由である諍いの原因も忘れかけている

黙念と座る窓辺に秋の気配を含んだ風がカーテンを揺らす
時間だけが過ぎてゆく



風騒ぐ 窓辺に過ぎし 夏の色


風騒ぐ新樹吾身もさだまらぬ   山口誓子