陽が傾いた、冬の米沢城
厳しい寒さの中、多数の鳩がうずくまって殆ど動かない
雪の上に描いた絵の様である

羽があるのだから雪のない土地まで飛んで行けばいいのにと思う
この地を離れない理由があるのだろう
餌を貰えるとか、暖かいねぐらがあるとか…
札幌の大通り公園にも越冬する鳩が増えた言う

奇異に感じてしまうが、彼らは一番楽な道を選んでいるに違いない
我々も同じことをしている
首をすくめ、身体を丸くして寒さに耐えている鳩の姿を笑えない

我々は翼の代わりにもっと多くのものを持っているのだが


凍てし鳩 棲み続けたる その理由

寒さより 良きことありや 鳩の群れ