那須、賽の河原
数多くの地蔵菩薩像が立つ

幼くして死んだ子供達は賽の河原で石積みをしなければならない
石を積み終わる頃、鬼が現われ難癖を付けて石を崩してしまう
これを果てしなく繰り返す子供を救済するのが地蔵菩薩

全国に賽の河原と名付けられた場所は多い
そのいずれにも数多くの地蔵菩薩像が建てられている

本来、神や仏は唯一無二の存在
その功徳は宇宙全体に広大な場を形成する

神仏の像を作れば作り手の数だけのイメージが形成される
多くの地蔵菩薩像はひとつの概念を多面的に表現する
そこには絵画のキュビズムに通じるものがあるような気がする

賽の河原だけでなく現世に鬼が多いのは周知のとおり
地蔵菩薩は忙しい

体がいくつあっても足りないのである