見上げる、仰ぎ見る動作の対象は当然背が高い
山、建築物、樹木など、それぞれ規模は違うが見上げるものを圧倒する
我々は無意識のうちにこの圧力に耐えて見ている
畏敬の念も含んでいる

高所恐怖症の人より数は少ないが見上げることが苦手の人がいる
頭上にあるものが崩れ落ちそうな恐怖に駆られるらしい
その対象は建築物であることが多いとのこと
木を見上げることが怖いとはあまり聞かない

木が醸し出す雰囲気には我々を安心させるものがある
一説には樹上生活をしていた祖先の頃からの遠い記憶とか
幹に頬をあてながら見上げる木は様々な表情を見せてくれる

幹に比べて枝が貧弱な針葉樹に比べ、枝を縦横に伸ばす
広葉樹は「棲家」を感じさせる
それこそ遠い記憶かも知れない