山頂までは晴れていたが、降り始めてすぐに霧に包まれた
陽の傾き加減と相まって山道は暗さを増す

霧の中を歩くのは悪いものではない
体は湿気るが呼吸は楽である

霧は濃くなったり薄くなったりしながら流れてゆく
濃いところでは森が雰囲気を変え、通いなれた山ではなく
別の山にいるような気がしてくる

駐車場に着くまでずっと霧の中、服もザックをしっとりと濡れた
登と降りで違う山に行ったような、得をした気分で帰る