4月はじめの焼岳 
たっぷりの雪、一日保証された天候、快適な気温、無風 
連休前で人も少ない
出会ったのは他の1組みだけ

静まり返った山中に響くのは自分達の荒い息遣いと
上部の岩場で時折生じる塵雪崩の音だけ
雪面を勢いよく転がってゆく落石は無声映画のシーンのようである

時折、思い出したように柔らかい風が頬をかすめる

これ以上の要求は何もない
ナバホ族に伝わるという言葉が頭に浮かぶ

Good day to die

下山して家路につく信濃路は桜が盛り
今年は山行の順序と天候に恵まれたので4回目の花見となる

ねがわくは 花のもとにて 春死なん
そのきさらぎの 望月の頃


日本には西行がいた